図解でわかる行動ファイナンス入門
- 作者: 岡田克彦
- 出版社/メーカー: 秀和システム
- 発売日: 2007/07/17
- メディア: 単行本
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「晴れの日は株価が上がる」「9月は下がる」etc. なんだか理由はよくわからないけれど、統計的に見れば当たってる「アノマリー」。株式市場は合理的なようで合理的でない…などなど、ファンダメンタルズやテクニカルとは全く異なる切り口から株というものを分析してるのが、「行動ファイナンス」みたいです。人間の心理的要因によっての株価偏移や動向の分析っていう認識でいいのかな?
今まで読んできた株の本とは多少違うので、読み終わった後に「目から鱗が落ちた」ような感じがした。今まで読んだ中では「投資の行動心理学」に似てるかな。「投資の行動心理学」は投資しているときの自分の心理を分析して客観的かつ合理的に…みたいな感じだけど、この本は周りの心理を分析して投資みたいな感じで、同じ心理学的アプローチでも視点が正反対な印象。
販売されたのが新しく新鮮なネタが多いのと、タイトル通り図やグラフを多用してるので、株の本としては結構読みやすい部類かも(ただ単に自分が洋書の和訳された本を読む機会が多いのでそう感じるだけかもしれないけれど)。
もう一冊行動ファイナンスの本を一緒にamazonで買ったんだけど、難しくて…(^^; 今年の秋はもう一冊の「行動ファイナンスの実践 投資家心理が動かす金融市場を読む」を読破するのが目標かな。